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ホーム > ふるさと寄付金について

子どもや若者たちが自分らしくいられる
居場所づくりモデルを確立したい
釜石ならではの人と人とのつながりを活かして、未来を共につくる若者たちを育む地域モデルを確立したい
ふるさと寄付金

東日本大震災直後の2011年3月から、釜石市鵜住居川流域を拠点にボランティアコーディネートを中心とした被災地支援活動を開始。2012年4月、釜石生まれの伊藤・柏﨑の2名で「三陸ひとつなぎ自然学校」を設立(2013年5月に一般社団法人化)。
現在は、地域と若者たちが関わる様々な活動を通して、愛着を持つこと、未来を生き抜くチカラを高めながら担い手として育つことを目指して「放課後や休日の子どもの居場所づくり」「釜石のひと・暮らしなどの地域資源にスポットを当てた体験プログラムの実施」など、活動しています。
スタッフは非常勤を含めて4名

 プロジェクト概要

目的

地元地域をフィールドとして、内外の人と人とのつながりを活かしながら様々な体験活動を重ねたり、時には地域課題という答えのない問いに挑み続ける経験によって未来の担い手として育っていく、そんな釜石ならではの人と人とのつながりを活かした育ちのモデルを確立させます。

活動の経緯

地域にちょっと目を向けるだけで、豊かな自然やそれと共に育まれた暮らし・文化・魅力的な人がたくさんいることに気づきます。子どもたちの成長段階において、それらに触れる経験を重ねることは、自身の興味関心を広げたり、郷土愛が育まれることへとつながります。

震災の影響によって子どもたちを取り巻く環境は劇的に悪化しました。様々な経験を重ねる機会が失われたことに加え、仮設団地が市内に点在し、元々のコミュニティに関係なく入居をおこなったことで、放課後のスクールバスで帰宅すると周辺に一緒に遊ぶ友だちがいないとか、そもそも公園や空き地に仮設住宅が建てられたことで遊び場が減ってしまった等の課題が発生しました。それらを受けて、2012年1月より仮設団地への訪問型で「放課後子ども教室」を平日週4回のペースでスタートしました(現在は平日週3回)。日常的に制限を受けながら暮らしている中でも、せめて子ども教室の時間だけは伸び伸びと過ごしてもらいたい!「○○の時間」といったものは設けず、とにかく子どもたちの「やりたい!」を大切にしながら放課後の居場所づくりを続けています。
また、週末や長期休みを利用して、地域の魅力的な暮らしや自然を体感する「さんつなくらぶ」を2011年8月から行ない、子どもたちへ体験機会の提供を続けています。

現在、地方都市は多くの課題を抱えています。復興まちづくりを考えるとき、震災によって発生した課題に加えて、浮き彫りとなった元々の地域課題に立ち向かうことも必要不可欠です。様々な経験を重ねることで郷土愛が育まれた若者たちは、時にそれらの課題に力強く立ち向かう存在となり、まさに新しい未来を切り開く担い手として活躍してくれていますし、この姿こそが震災後の10年で育まれた最大の成果だと感じています。

実績

放課後や休日の居場所づくり
●放課後子ども教室(2012年1月~)
小学生が自由に過ごす放課後の居場所づくり(平日の週3回、15:00~17:00)
子どもたちの「やってみたい!」を大切にしながら、おにごっこや森あそび、室内ではおもちゃあそび・クラフト・宿題等を実施。

ふるさと寄付金

●あおぞらパーク(2020年5月~) ※対象:子ども
週末の野外の遊び場づくり。「コロナ禍においても子どもたちの”育ち”を止めない」ことを目的として、感染対策が行われた安全安心な野外の遊び場で、のびのびと自由に過ごす場や体験活動を提供。2020年5月~11月までで延べ1,300人ほどの家族が利用。

●774プロジェクト(2020年8月~) ※対象:高校生
釜石高校内の放課後の居場所づくり(平日の週2回、17:00~19:30)
バス待ちや自習、ボランティアや地域活動の相談等、生徒たちが自由に過ごす場を提供。「官(釜石市)」「学(釜石高校)」との連携事業。

地域資源にスポットを当てた体験プログラムの実施
●さんつなくらぶ(2011年8月~) ※対象:小学生
休日の体験活動。川遊びや雪遊びといった自然体験や、地域の暮らし体験などを実施。

●地域ボランティア(2012年~) ※対象:地域内外の人
地域で様々なチャレンジをしている魅力的な人と関わるボランティア活動を通して、地元地域への興味関心につなげるためのコーディネートの実施。

高校生によるプロジェクトの伴走サポート(2014年~)
高校生自身が地域の課題を認識し、その課題解決を目的としたアクションプランを磨き実践するための伴走サポートを実施。
(過去の実践例)
・仮設住宅を彩る「マグネットぬりえプロジェクト」(2015年)
・小学生の防災意識を高めるプロジェクト「防災紙芝居 津波てんでんこ」(2017年)
・高校生が企画する中高生向けのキャリア教育企画「夢探しプロジェクト」(2018年)
・内陸地域の子どもたちも津波から生きのびられるための防災教育プロジェクト(2018年)
・釜石の高校生による防災・伝承活動チーム「夢団~未来へつなげるONE TEAM~」(2019年)

ふるさと寄付金

目指す姿
生まれ育った環境によって体験格差が生じない未来の実現を目指します。

内閣府や国立青少年教育振興機構などの調査によると、子どもの頃に「自然体験」や「友だちとの遊び」などの体験が豊富だった人ほど、「もっと深く学んでみたい」という向上意欲や、「人のためになる仕事をしたい」といった社会参画意識、「お年寄りや身体の不自由な人に席を譲る」等の規範意識などが高い傾向にあることが分かっています。

大都市圏に比べて体験活動の機会が少ないことや、経済的な理由による体験格差は是正すべき課題として感じながら日々子どもたちと向き合ってきましたが、震災復興のプロセスで得られた内外のつながりによって、様々な世界観を見せられていることに可能性を感じています。コロナ禍によってICTの活用が急速に広がっていることも、体験格差の是正という点においてはチャンスだと捉えています。
また、地域に目を向けてみると取り組むべき課題が山積しています。「地域課題=最大の学びの教材」と置き換えると、生まれながらにして学びのフィールドが広がっていることは逆に強みとも言えます。もちろん、自然や歴史・文化といったかけがえのない財産が残っていることも非常に大きな強みです。

地域をフィールドとして、内外の人と人とのつながりを活かしながら答えのない問いに挑み続ける経験によって子どもや若者が担い手として育っていく、釜石ならではの育ちのモデルを確立させることで、体験格差の生じない未来の実現へとつなげます。

 関連するSDGsの項目

ふるさと寄付金

 目標金額

目標金額
300万円

寄付金の使途
◎子どもや若者の居場所づくりのための運営費
 (消毒用品等の消耗品費、プログラム実施のための材料費、燃料費 等)
◎体験プログラム実施のための運営費
 (消耗品費、プログラム実施のための材料費・資材購入費、講師謝礼金、燃料費 等)
◎拠点運営費(さんつなハウス家賃・水道光熱費、事務用品等の消耗品費 等)及び事業全般の人件費

 返礼品

寄付額1万円毎に「さんつなオリジナルタンブラー」
地域をフィールドに活動するなかで改めて気づいた自然の素晴らしさ。この自然を守り、未来の子どもたちにつなげていくためのアクションの1つとして、プラスチックゴミを減らす生活に取り組んでいます。そこで、この支援をきっかけに私たちや仲間たちとオリジナルタンブラーをおそろいでかっこよく持ち、豊かな自然を未来へつなげるための一歩を踏み出しましょう!みなさんの想いが釜石、そして世界中の子どもたちにつながり、子どもたちが生きていくこれからの時代が持続可能なものになりますように。そんな願いを込めた返礼品です。

 受益者/サポーターの声

小笠原 愛光さん(栗林小学校6年生)
放課後子ども教室では時間を気にせず自分の好きなことをしたり、友達といろんなことができるのでとても楽しいです!おもしろい大人もいるので居心地がいいです。

山﨑 成美さん(釜石東中学校3年生)
地域の子どもと大人が出会うきっかけの場として生まれた「かまっこまつり」は、1年で一番の楽しみなので小学生からずっと子どもスタッフ(企画、準備、運営をする子ども)を続けています。
お店の配置や遊ぶ所と食べるところのバランスを考えるのは大変ですが、みんなで協力して、成功させる達成感があります。

栗澤 千恵子さん(放課後子ども教室に来ている子どもの保護者)
さんつなスタッフだけでなく、大学生やアメリカ人など様々な人たちと交流ができて人見知りもあまりしなくなりました。くりりんのもり(地域の方々と協力してつくっている森の遊び場)では、軽い傾斜も関係なく、走り回っているせいか体幹もついてきたように思います。

寺崎 幸季さん(慶應義塾大学 3年)
私は岩手県立釜石高等学校を卒業し、現在は慶應義塾大学でまちづくりを勉強しています。
私が三陸ひとつなぎ自然学校さん(以下、さんつなと呼ばせてもらいます。)と出会ったのは、高校1年生の時でした。
当時、釜石に対して社会貢献的活動をしたいと考えていた私でしたが好意的な応援してれくる大人は、周りにはいませんでした。しかし、さんつなの皆さんは私の実現可能かどうかすらわからないやりたかったこと全てを聞いてくれ、実行を伴走してくれました。私は釜石が大嫌いでした。しかし、さんつなの皆さんのように釜石を全力で良くしようとしてくれる大人がいることに驚き、私も自らが積極的に釜石で活動することで釜石を好きになっていきました。そうして、私自身は高校時代から取り組んでいたまちづくりを学問的に学ぶために今の大学に進学を決めました。
こんな素敵な大人たちが寄りそって、若者が学校や家だけではなく、かけがえのない地元釜石とともに成長していけるのは釜石のこれから何十年先の未来が明るいものに見えてきます。

福成 菜穂子さん(三陸ひとつなぎ自然学校 理事)
三陸ひとつなぎ自然学校に想う
東日本大震災の後、釜石の子どもたちのために学び(遊び、体験)を計画し、実際に活動を通し、地に足のついたしっかりした考えの元、頑張っていてくれて感謝しています。
釜石でできる体験を、たくさんのアイディアで掘り起こし、人と人をつなぐ大きな力をつけてきている団体です。
子供たちは成長し、中学生、高校生、さらに大学生に育ちました。さんつなで学んだことに自信をもち、いきいき発信してくれています。中でも、防災学習で学んだ多くのことを、伝承したり、学びの場をつくり出しました。釜石だからこそ伝えることのできる学習だと思います。
続けることは、大変なことでしょうが、さんつなの活動がより多くの人をつなぐことを信じ、願っています。

戸塚 絵梨子さん(㈱パソナ東北創生 代表取締役)
さんつなと出会いは遡ること8年半前(!)。復興支援のお手伝いがしたいと会社を休職し、たまたまのご縁でさんつなの職員になりました。東京で生まれ育った私にとって、釜石で見て、聞いて、体験して、感じたこと全てが新鮮で、何を大切に生きていきたいのかを考えさせてくれる場所でした。
自分事で地域の未来を考えること、その未来を信じて活動をしている同年代の人がいるんだ、ということは当時の自分にとって衝撃的で、真っすぐな想いで活動するさんつなのみんながキラキラと輝いて見えました。
そんな素敵な、カッコいい人たちと一緒に仕事をしたいという一心で、社内ベンチャーに手を挙げ、2015年市内に会社を設立、現在は地域内外の人と地域や企業をつなぐ事業を行っています。
8年半が経つ中で、当時一緒に遊んだ小さかった子が自ら想いを発して、行動に移し、大人がびっくりするようなことを成し遂げてしまう場面に何度も遭遇しました。子どもたちは地域の中で様々な人や出来事に出会いながらどんどん大きくなっていきます。そんな子どもたちを見ると、さんつながどんな風に子どもたちに向き合い、活動してきたのか、勝手ながらよく分かるような気がするし、さんつながこのまちにあって本当に良かったな、と思います。
地域の人、よそから来た人、子ども、大人…様々な人が出会い、 学びあい、育ちあい、地域の未来を作っていく。さんつなのそんな活動をいつも心から応援しています

 担当者メッセージ

伊藤 聡(さっくん)
生まれ育ったまちを元気にしたいという想いで、いわゆる市民活動の世界に足を踏み入れたのが24歳。それから早17年が経ちますが、震災前のまちの姿に希望や未来を見いだせていたかというと全くそうではなかったのが率直な気持ちです。逆に世代や出身なんて関係なくごちゃ混ぜで未来を語れている今に可能性しか感じていない中で、若者を育むための活動は絶対に止めてはいけない!!そんな気持ちで”さんつな”を続けていきます。

柏﨑 未来(ジョイ)
「復興は地域の誇りを取り戻すこと」。この言葉をさんつなでは合言葉としてきましたが、まさに子どもたち、若者たちこそが地域の誇りなのでは!と感じる今日この頃です。この地域の誇りを大切していくことで、地域が元気になっていくと確信しています。この子達が自分らしくのびのびと過ごせる、チャレンジできる環境づくりをし、共に地域を作っていく仲間としてこれからも関わり続けたいと思っています。

岩城 一哉(がんちゃん)
これまで釜石の若い世代が様々なチャレンジをする姿をたくさんみてきました。子どもたちがこれからもチャレンジを続けていくためには、子どもたちを支える環境(居場所)と大人の存在がとても重要です。さんつながそれらを担う存在として子どもたちとともに課題に立ち向かっていきますので応援お願いします。