一般社団法人 三陸駒舎 理事
黍原豊さん
子どもたちには「地域」で幸せに暮らしてほしい。
そう願い、地域の文化再生に取り組む黍原豊さん。
「仮設にすむ子どもたちは地域のなかで育っているとは言えないと思う」
「何か子どもたちが心豊かに過ごせる場所をつくることはできないだろうか」
そう考えたとき、まず、橋野地区の文化に惹かれた。
橋野地区には、「南部曲がり家」という建築様式があり、
昔から馬と人が同じ屋根の下で暮らす文化があった。
しかし、現在橋野地区から馬は消えてしまった。
まずは、古民家を再生させる。
そして、橋野にもう一度馬を連れ戻そう。
馬と共に暮らす生活を呼び戻したい。
そこでは、エコツーリズム、ホースセラピー、地域観光、農業体験etc.
馬がつなぐもの、黍原さんはその可能性を感じている。
現在の古民家再生だけにとどまらず、もっと多くの古民家を再生したい。
馬で古民家、地域をまわることができたら、楽しいはず!!
この三陸駒舎が、こどもたち、地域のかた、都市にすむ多くの人たちにとって、
心豊かになる時間になって欲しい。
「そんな時間を得る場所がここ橋野という地域にはあるんだよ。」
少しでも心のよりどころとなる場所づくりに、黍原さんは今日も励んでいます。
一般社団法事 三陸駒舎