当団体が放課後子ども教室を実施しているなかで感じてきた様々な課題を受け、
改めて、地域の子どもの居場所について考える必要があるのではないか…
という想いから11月24日に子ども居場所フォーラムを開催しました。
当日のフォーラム会場の半分は、11月8,9日に子どもたちと実施したかまっこ祭を再現したブースを作り、
来てくださった方々のお子様も遊べるようにセット。
子ども達がキャッキャと遊ぶ、和やかな雰囲気のなかで、フォーラムを行ないました。
フォーラムは以下の内容で実施
- 活動の事例紹介(私たちが地域の方々と子どもの環境について考えなおすために実施してきた活動など)
- 吉成氏の基調講演(NPO法人岩手子ども環境研究所 理事長(森と風のがっこう コーチョー)
- 教育委員会、主任児童委員、当団体職員によるトークセッション
実施側の私たちにとってもこれらの活動が初めてのことではありましたが、
現状を把握し、そこで自分たちになにができるのかを考え、活動を展開することを地道にしていくことで、
たくさんの方々が協力をしてくださいました。
課題はそのままにしておけば、そのままですが、一歩踏み出すと周りも動き出す・・・
そう感じることができました。
また基調講演で話題に出た「根拠なき自信」
「根拠がある自信」は勉強やスポーツをがんばることで培われるが、
それらで負けたとき、挫折したときに自分を支えることができるのが「根拠なき自信」であると吉成氏。
「根拠なき自信は、子どもたちが生まれて育った地域の住人であるおじいちゃん、おばあちゃんたち、おじさん、おばさんたちから怒られたり、ほめられたり、あいさつをしたりされたりする中で自然と育まれたものなのだから。」
(2013年12月8日岩手日報掲載 「根拠なき自信」を育む 吉成氏より)
私自身も小さい頃、親だけでなく、ばあちゃん、おじ、おば、近所のおばあちゃん方に気にかけられながら、大きくなりました
あの心地よい感覚をまた感じられる故郷で生きたい、これが私自身が釜石に戻り、
またこの町に住みたいと感じた理由の一つでもあります。
帰ってきてほっとできる場所。
そんな場所を今の子どもたちにもつくることが必要であり、
そういう地域で育つことが地域を愛する原点になるのだと感じました。
今回の一連の流れを通して、そういった環境を地域の方々と一緒に作っていきたいと強く思いましたし、
今後の地域づくりへのヒントも見えてきたように思います。
最後に子どもたちと一緒に実施した「地域かまっこ祭」のMOVIEを作成しましたので、ご覧ください。
(柏﨑)
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