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地域の底力

| さんつなスタッフのつぶやき |

震災から2年半が経過し、復興に掛ける地域の底力を感じることが増えてきました。

8月には根浜海岸でアクアスロン大会が行われました。
震災前まで21回も続いて来た
「釜石はまゆりトライアスロン国際大会」は
震災の影響により22回大会が実現出来ていません。
ただ、昨年はスイムの1種目だけ行なわれ、
今年はランが加わり2種目で実施されました。
確実に復活へ向けて歩みを進めています。

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9月には「釜石よいさ」が復活!
釜石市民にとっては夏の風物詩として長く愛され続けて来たお祭りですが、
震災から2年が経過したこの夏にいよいよ復活!
しかも実行委員会の中心的な役割を担ったのは
震災後に新たに立ち上がった「NEXT KAMAISHI」のメンバーです。

イベントが成功したことはもちろん嬉しいですが、
一番印象的だったのは、結成メンバーの方々が楽しそうに踊る姿です。
裏方で忙しく動き回る実行委員会のメンバーが
よいさの当日に参加者として踊るのは始めてでは??

まちづくりに掛ける想いが次世代に繋がったような印象を受けました。

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鵜住居では「復興フェスティバルin鵜住居」が行なわれました。
これまで大きなイベントなんてやったことがない
地元の協議会の方々が、正に手探りで実施しました。

この地域の方々は、
市内に点在する仮設住宅にバラバラに暮らしているため、
元々のコミュニティの維持が取りづらい地域です。

「復興は人の和からはじまる!」

復興フェスのサブタイトルにある通り
震災前よりもいいまちにしたいという気持ちはあるものの
そもそもコミュニティがばらばらなので
とにかく人が集まる場づくりから始めないと何も生まれてこない。
人の和をつくり出すことで
地域への想いを繋いでいくと思います。

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イベントは打ち上げ花火の様なもので
一時的なことかもしれませんが、
今回関わらせてもらった各事業のいいところは
全て地元住民の「やろう!」という想いから始まっていること。

復興はまだ先が見えませんが、
地元の方々が集まって「やろう!」と言う事を一つ一つ実現することで
誇りを取り戻すことに繋がって行くのかなぁと感じてますし
その積み重ねがなければ何も生まれてこないのだと思います。

そして、そこに関わりながら、
地域の方々と共に歩んで行ける自分はとても幸せだなぁ〜と思います。

(伊藤)

 

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