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10/9〜11と短い期間ですが大阪遠征にいってきました!
目的は大きく2つで、大阪経済大学とあおぞら財団さんの二カ所でお話をさせてもらうこと。
どちらの参加者も熱心に聞き入ってくださって感謝感謝でした。
そして、いつもながら各地で会合を開いた際に、懐かしい顔に出会えるのが何よりも嬉しかったりします。
10/9は大阪経済大学さんのオープンカレッジでお話をさせていただきました。
私が現地の様子や活動について1時間程お話しした後に、同大学の4年生で、ゼミ合宿の一環でツアーに参加してくれていた大谷内くんが東北で行っている活動についてお話を聞かせていただきました。
ゼミで釜石に来るより前に石巻でボランティア活動をしていた彼は、その後も東北へ通っていて、卒論の研究フィールドも石巻を選択しています。
そんな彼の卒業後の進路は「大阪府警」
・・・この4文字を見たときに、東日本大震災の翌々日に見た光景が思いがけず浮かんできました!
あの頃は停電が続いていたこともあって、日が落ちたら寝て、日の出とともに活動を始める様な規則正しい生活を送っていました。
朝早くに避難場所を出発して向かったのは自分の住んでいた家。
まだ父と母の安否が分かっていなかったので、平田に向かうために釜石駅の線路を目指して歩いていました。
(※国道は津波の影響で通れないらしい・・・という情報を事前に得たので線路を歩いて通りました)
まだ朝靄の立ちこめる早朝でした。
駅へ向かって歩いていると、うっすらと同じ格好をした人たちが横一列に整列している光景が見えてきました。
更に近づいてはっきりと見えたのが、背中に背負った「大阪府警」の四文字。
その光景に涙が出るほど励まされたことを瞬間的に思い出しましたね。
物理的な活動だけではなくって、あのタイミングで駆けつけてくれたことが、自分のみならず多くの人たちの心の支えになったはずです。
たまたまの縁ですが、釜石で一緒に活動した学生がその道を選択してくれたことをとても嬉しく感じました!
●2日目
翌10日はあおぞら財団さんでお話をさせてもらいましたが、これまた懐かしい面々に再開できました!
そして特に嬉しいことが二つあって、一つは来月の仙台駅発着のツアー参加者が来てくれていたこと。嫌でも現地で話しを聞くことになるのに、わざわざ来て頂き感謝です。またお会いできるのを楽しみにしています。
★ 《募集中》復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015
二つ目は昨年のツアーに参加していた女性の方ですが、自分が伝えた言葉で抱えていたもやもやが解消されて、今も引き続きその職業を全うされていると知ったこと。
電話で悩み相談などを受けるお仕事をされている方ですが、東北の被災地からの相談も年々増えている様で「全く被災していない自分がこのまま相談を受けていていいものだろうか・・・」と悩みを抱えたまま釜石を訪れたそうです。地元で顔を見知った仲だったり、同じく被災した住民同士だと、逆に言い出せないことや相談をしづらい感覚があること。第三者だから出来る関わり方があること等を率直に聞けたことがとても良かったそうです。
釜石に足を運んだことが変化するきっかになったというのが何より嬉しいことでした。
他にも、西淀川のフィールドを事務局長の藤江さんが案内してくれましたが、最高の思い出は何よりタンデム自転車ですね!
良い年した男子が2人で乗っている姿はよっぽど珍しかった様で、行く先々で視線を独り占めしてましたし、車社会の釜石でもいろいろ活用できそうな予感がする出会いでした。
最後にPRで締めるのもあれですが、今回の大阪遠征の2日目に講演をさせてもらった、あおぞら財団さんが企画するツアーは絶賛募集中ですので、興味のある方はぜひお申し込みください!
全力でアテンドさせていただきます!!
★ 《募集中》復興に向けて本気な人に出会う旅 被災地応援ツアー2015
(いとう)
釜石のとある高校生が言い出したプロジェクトが、約一年の月日を経て実現しました。
仮設住宅に住む人の多くは自分の住まいを「かせつ」と呼び、決して「家」と呼びません。
再建した住まいに移るまでの仮の住まいですので、これまで何ら違和感を感じていませんでしたが、それでも高校生たちにとっては貴重な青春時代を過ごした思い出の「家」なのです。その思い出の詰まった住まいを「かせつ」と呼んだまま離ればなれになるのは悲しいことなので、みんなでマグネットアートで彩ることで、愛着を持って「かせつ」を「家」と呼んでほしい。そしてバラバラになった後も続く繋がりをつくりたい・・・。
正にこの想いに共感したことから、釜石高校2年の寺崎幸季さんの伴走役をさせていただきました。
◆5月某日
思い起こすと5月某日・・・日比野克彦さんへ直談判するきっかけをつくったことが運命の分かれ道でした。
あの日あの瞬間が忘れられません。「何か“こと”が動き出すときの空気感はこんな感じなんだな・・・」と独特の雰囲気が場を包み込んでいたことは今でも覚えています。
そして『釜石マグネットぬりえプロジェクト』は大きく動き出して、8/1・2の仙台でのワークショップイベントでイメージが具現化し、突如レミオロメンの藤巻亮太さんがゲスト参戦することが決まり!!焦った直後に下村さんへ丸投げしたことで、9月20日のイベントはアットホームな雰囲気のまま無事に終えることが出来ました!
◆9月20日
当日は仮設団地や近隣の住民の方々などなど多くの方にご来場いただき、男女や年齢に関わらず思い思いの[♥]のマグネットをつくり、みんなで仮設住宅の壁を彩りました。
10㎝×10㎝のマグネットを当日は6,000枚ほど貼り貼りしましたが、もちろん当日のワークショップだけで用意するのはよっぽどの職人がいても難しいので、事前に多くの方に作成してもらいました。
地元の幼稚園や小学生、ボランティアで釜石を訪れた方に加えて、ゆきちゃんの通う高校では全校生徒がつくってくれました!
また、これまで縁があった方からお初の方まで、仙台・東京・北海道・長野・大阪・京都などなど、釜石には行けないけれども制作したマグネットを送り届けてくれた全国各地の皆さんの想いが積み重なったからこそ、今回のイベントは成功したといえます。
住民票は釜石に無いけど、さんつなの活動を通して釜石や三陸を好きになっちゃった人たちを勝手に「さんつな会」のメンバーと呼んでますが、震災直後から活動の中で大切にしてきたことの一つが「釜石ファン」を多く生み出すこと。
ちょうど釜石に来ていたボランティアさんやインターンの若者がゆきちゃんに寄り添いながらお手伝いをしてくれたことと、想いに共感してマグネットづくりを買って出てくれた全国各地の方々がいたからこそ成り立ったプロジェクトだと勝手に思っています。
でも、それを後押ししてくれる大人や仲間が地域内外にいて、そこと繋がりやすい環境があるって素晴らしいことだと思います。
それにしても、慣れないことは抱えずに慣れてる人に早めに投げるのは鉄則ですね!今回の大きな学びと教訓です。笑
お陰でここ数ヶ月の疲労具合はいつも以上だった気がしますが、それでもやり切れたのは、地元の寺崎応援団の仲間たちや、さんつなボラ&インターン・全国各地の方々だったり、何よりゆきちゃんの頑張る姿に支えられたことに尽きますね。
改めて関わってくれた皆さんに感謝感謝です!!
主役の高校生に匹敵するくらいの達成感を感じてることは、今回だけは見逃してください。笑
(いとう)
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《参考》
【家をいろどるハートマークづくり】
岩手日報:http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150920_7
朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASH9N3VH6H9NUJUB006.html
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《いろいろ募集中です!》
●10/9(金) 大阪経済大学 地域活性化支援センターオープンカレッジ(大阪府)
●10/10(土) 講演会 東日本から5年「地域のために立ち上がり挑戦する人の多いまち釜石の今」(大阪府)
●10/29(木) 囲炉裏の会(東京都)※詳細未定
●11/24(火) かまカフェ(東京都)※詳細未定
●11/27(金)〜29(日) 【仙台集合・解散】復興に向けて本気な「人」に出会う旅 被災地応援ツアー2015
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