2015年3月10~12日の3日間、3.11ツアーを開催しました。
1日目は「復興のプロセスを感じる」をテーマに、釜石市内や鵜住居(うのすまい)地区の現状視察。
2日目は追悼の思いを込めたキャンドルづくり。
3日目は「地域の未来を描く現場に訪れる」をテーマに、根浜(ねばま)のハマボウフウ研究会への参加、橋野高炉跡の見学など。
今回のツアーに参加した感想を、ボランティアの鈴木先生に聞いてみました。
人生を考えさせられた1日
特に1日目は、自分にとって、人生を考えさせられる1日になりました。
釜石駅を出発し、平田地区の仮設住宅、被害の大きかった常楽寺、大槌町の町役場と鮮魚店を拝見しました。被災した地に自分の足で立ち、津波がどこまで到達したのか、どれほどの影響を与えたのか、自分の目でしっかりと見ることで、恐ろしさを感じました。
震災からの自立と孤立
―今回の企画でどのような新しい発見がありましたか?
平田(へいた)地区の仮設住宅視察の際には、東日本大震災は、津波による被害が大きいため、復旧作業に時間がかかってしまい、一度皆でまとまっていた復興に関する意見も時間が経つにつれ、忘れられていくという問題があることを知りました。
また、震災からの自立と孤立は背中合わせで、孤立している人は、仮設住宅を出ることを後ろ向きに考え、自立していると前向きに考えるという人が多いことを知りました。
震災によって、自分たちのようにボランティアの人と関わることも出来るし、今までより多いご近所付き合いによってコミュ二ティーが広がったとおっしゃる方もおられたことに驚きました。
~今回の参加者プロフィール~
5日間さんつなでボランティアとして活動。
現在、鳥取環境大学に通っています。
大学では地域活性化について学んでいます。
今回は地元のお友達「めんま」の紹介でさんつなへ。
東北地方へ来たのは初めて。
(さんつなインターンかじわら)
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