9月1日から9月4日の4日間、さんつなに短期インターンとして来てくれた岩手県立大学の1年生藤井雄聖くん。

ニックネームは”フジセイ”です。

出身はなんと釜石!!

わたくし久保の後輩でございます。笑

4日間の活動でたくさんの気づきや学びがあったようです。

釜石出身の”フジセイ”が見た釜石とは!?

4日間の模様をブログにまとめましたので、どうぞご覧ください!

 

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今日の企画を通して感じたことは、釜石に生きる人のパワフルさを感じた。橋野高炉跡をガイドしてくださった三浦さん。とてつもない知識量を持ち、巧みな話術を持つお方だった。三浦さんは問いかけを交えながらのガイドで、ツアー参加者がずっと話を聞くだけの状態、つまり参加者が受け身の姿勢ばかりにならないようにしているそうだ。この三浦さんのこだわりを持ったガイド方法は、たしかに私のハートをがっしりと掴み、三浦さんに対して妙な親近感が湧いた。

 

 

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次にお会いした方は黍原さん。三陸駒舎の活動の紹介を受けた際、本当に面白いなと感じた。現代において古民家を再生させるというのはよくある話だなと最初は感じた。しかし、馬という存在を利用するという、文化の退行とも考えられるようなことを発案し、しかもあそこまでの根拠をもとに活動していることを知り、感動した。橋野という地域を見つめ昔から馬と生活してきたという地域性・文化的土壌を考えた上で馬というチョイス。その地域に合った活動の形を生み出すことが大切だと感じた。

 

 

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最後は伊藤さんによる根浜海岸のガイド。大人の方から震災の体験談をお聞きするのは初体験のことだった。震災の体験を外部の人へと伝える活動はあるが、釜石市における内陸部、甲子方面ではあまり行われていないのではと感じた。津波に対する意識の格差が地域の中でも起きているのではないかと思う。

 

 

この御三方のみなさんからのパワフルさ、アクティブさは惹きつけられることばかりでした。この人の力、人材の質の高さというのは、現代において重要になっていくと思った。自然が豊かな地域は日本全国にたくさん存在する。そんな日本において、その自然を生かし生きる人々、生かす地域が魅力的になんだなと感じた。

 

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今日の一番印象に残っている言葉がある。伊藤さんが言い放った、なにをもって復興とするかという問いへの答えだ。伊藤さんは地域の誇りとおっしゃられていた。この誇りとはなんなのか、復興とはなんなのか、自分なりの答えを残りのインターンシップの期間の間、考え深めていきたい。

 

11903645_899196536817758_777559664_o藤井 雄聖

岩手県立大学盛岡短期大学部

国際文化学科1年

 

さんつなに来た理由

震災以降、釜石ではたくさんの活動が行われているという印象を持っていた。また、地元の釜石をあまり知っていないことに大学生活をしていて感じていた。釜石を知りたい。その気持ちが強く釜石でのインターンシップで、さらに町づくり、地域おこしのような活動に関わる経験がしたかった。三陸ひとつなぎ自然学校は、釜石の資源を生かした活動を行っており、先に述べたことに合致すると考え、三陸ひとつなぎ自然学校を志望しました!

 

活動への意気込み

地元の人間なのに地元のことを知らない、分からない。そんな人は案外多い。私自身、釜石を詳しくは知らない。震災はその状況に拍車をかけたと思う、地域コミュニティーが破壊され、その地域にあった様々なものが途絶えようとしている。釜石の歴史、文化、伝統、自然はいかなるものなのか。短期間ではあるがさんつなの活動に加わり、釜石に生まれ育った人間として、釜石に触れたい。

 

 

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